ここへきて、EVの売れ行きが落ちている。理由はいくつかあるだろうし、そのいずれもその通りなんだろうな、とは思う。でも、私は根本的な部分が議論されていないように思っています。
自動車が世に出た100年以上前。それは画期的な乗り物だった。それまでにないパフォーマンス、スタイル。馬からの乗り換えはまさに夢のようなものだったに違いない。つまり、自動車とは当初、相当な情報量を持ち、付加価値を生み出すものだった。で「こんなクルマ作ったけど、乗ってみない?」といって、爆発的に売れた。電話も、テレビも同じだろう。
それに比べるとEVの情報量、付加価値は低い。要するに置き換え需要にすぎない。だから、一定の限界があって当たり前なのではないだろうか。
電池に電気を蓄えてモーターで走らせることは、それまでのクルマと比べてどれほど画期的か。圧倒的な魅力を持つか。スタイルは今までのままで、エンジンをモーターに変えるだけでは情報量、付加価値は限定的に見える。
以下は私見ですが、コネクトに何かの可能性はないだろうか。例えば、内燃機関のエンジンは外からは完全には制御できない。勝手に動く。でも、モーターならどうだろう。