今回の7201と7267の統合話は、最初からかなりハードルが高いと見ておりましたので、撤回はまずまず妥当と見ます。企業文化もかなり違うと思いますので。
いずれ明確な結果は出るでしょうが、結局、サプライチェーンの再編は撤回ということにはたぶんならないと思われます。
そもそも、統合話のベースは資本の論理ですよね。おカネ。ものづくり、技術そのものではない。とくに仏自動車メーカーなどにとっては資本の論理こそ最重要課題かもしれません。
むしろ、リアルな「ものの扱い」と「ものづくり」の大切さが改めて意識され、進む産業再編の中で、日本の自動車サプライチェーンの「新時代」がやってくると期待したいですね。